湘南アイパークの立地生かす
JR東海道線大船-藤沢間で浮上している「村岡新駅」(仮称)を巡り、藤沢市は1日の市議会常任委員会で、周辺地区(約8・6ヘクタール)のまちづくり方針(素案)を公表した。「創造」をキーワードに、医療・健康分野の研究開発機関の集積と満足度の高い市民生活が相互作用し、市域全体に効果が波及する都市拠点を目指すとしている。
素案は市内の経済団体関係者、地元住民、学識経験者らで構成する検討会議の意見などを踏まえ策定した。
地区の将来像として「尖(とが)る創造と広がる創造を生み出す街」との基本概念を提示。医療、健康分野の研究開発拠点「湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)」の立地などを生かし、新駅を核に最先端技術の創造や知の集積を進め、そうした資源を地域社会や暮らしへ広げる地区整備を見据えるとした。