約20年にわたり活用方法が決まっていなかった野村総合研究所の本社跡地(鎌倉市梶原4丁目、約17万5千平方メートル)について、市は宝飾美術館などを提案したアルビオンアート(福岡県)を優先交渉権者に選定した。
2024年の開館を目指し、積年の課題だった広大な土地の活用がようやく動きだす。
ただ、現在は敷地内の建物が市内で出た各種出土品の仮置き場として利用されているため、市は先人の暮らしぶりを伝える約4万箱分の“お宝”の行き場所探しに追われている。
環境と調和する複合施設
鎌倉・野村総研跡地に宝飾美術館 4万箱分の出土品どうする
宝飾美術館などの複合施設計画のイメージ(鎌倉市提供) [写真番号:427798]
野村総合研究所跡地に立つ本館。施設新設に伴い、取り壊される(鎌倉市提供) [写真番号:427795]