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川崎市、光熱費5年以上請求せず 井田病院レストランに

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2020年9月28日(月) 21:08

川崎市役所

 川崎市が市立井田病院=同市中原区=内に入居するレストランの事業者(東京都)から光熱費を5年以上請求していなかったことが、28日に開かれた市議会決算審査特別委員会の健康福祉分科会で明らかになった。未請求額は約1145万円。さらに発覚後、事業者が支払いを拒否したために未請求額を55カ月間に分割して徴収し、その間の賃料を市の要領に基づいて免除していたという。ただ過去にこうした例はなく、市は公表もしていなかった。

 市によると、同病院の新棟に四つある電力系統のうち、3系統について院内の売店とレストランが使用していると認識せず、2012年5月から請求していなかった。17年度に売店を運営する業者が変わったことをきっかけに、17年10月に発覚した。未請求額は売店が12年5月から17年10月までの約166万円、レストランが市との協議期間も含め、18年3月までの約1145万円。

 市は謝罪するとともに支払いを求めたが、レストランの事業者は拒否。担当者は神奈川新聞社の取材に「当初、(市から)提示されていた安価な光熱水費ならば採算に乗ると参入した経緯がある」と拒否した理由を説明する。

 そこで市はレストランの事業者と協議し、未請求額を22年10月までの55カ月で分割し、その間の賃料は市の要領などに基づいて免除することを決定。事業者は現在、1カ月の分割額(約20万8千円)と現在の光熱水費を合わせた約40万円を毎月、市に支払っているという。だが市はこうした対応を事業者と正式に文書で取り交わしておらず、これまで公表もしてこなかった。

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