任期満了に伴う真鶴町長選は8日告示される。立候補を表明しているのは、いずれも無所属で、3選を目指す現職の宇賀一章(68)と新人で元町職員の松本一彦(54)、新人で法務団体役員の北澤晃男(50)=出馬表明順=の3氏。三つどもえとなる公算が大きい。2期8年にわたる「宇賀町政」への評価や人口減対策などが主な争点で、13日に投開票される。
宇賀氏は「誰もが暮らしやすいまちをつくる集大成にしたい」と強調。お試し移住やサテライトオフィス誘致などの実績や、イワガキの完全養殖などで地域経済活性化の実現を掲げる。
松本氏は「子どもが中心になるまちづくり」を目指し、子育て支援の充実や多世代交流拠点の整備を進めるとしている。宿泊施設を改修した誘客や空き家活用の事業に取り組むとする。
北澤氏は町への移住者としての経験を生かし、自然やアート、文化を中心としたまちづくりの実現を掲げる。「町民が町を離れないよう地域の魅力を高めたい」と訴えている。
1日現在の有権者数は6461人(男3001人、女3460人)。