安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選を巡り、党総務会が党員・党友投票を省略して両院議員総会で選出する形式に決めたことを受け、同党県連は1日の県連総務会で県連所属の党員・党友約6万3千人を対象に独自の予備選を実施することを正式に決めた。
予備選は、総裁選を8日告示、14日投開票と見込み、往復ハガキによる記名投票で実施。1位となった候補が県連に割り当てられる3票を総取りする方式とする。14日午前に開票し、投票結果は県連のホームページで公表するという。この日の県連総務会には国会議員、県議、市議ら16人が出席。小此木八郎会長(衆院3区)が党総務会の決定事項を報告し、県連としての対応を協議した。冒頭、小此木氏は「約8年間、安倍首相を全国の県連が支えてきた。厳しい思いもしたが、一歩一歩進めていきたい」などと述べた。
終了後、取材に応じた土井隆典幹事長(県議)は党本部から「党員投票の実施を含めて可能な限り意見集約に努めてほしい」とする通知が届いていることを明かし、「折衷案。それでも、フルスペックでやるべきだったと思う」と語った。