9月の「敬老月間」に合わせて、横浜市の山中竹春市長は同市保土ケ谷区内の特別養護老人ホーム「今井の郷」を訪れ、市内で最高齢の松本まささん(113)ら4人の入居者の長寿を祝福した。
12日、4人の入居者それぞれに祝福の言葉と花束を贈った山中市長は「皆さんとお会いして、長く生き生きと暮らすことの大切さを実感した。そんな生活を支えられる横浜にしていく」と意気込みを新たにした。
113歳の松本さんは、90歳から絵を描き始めるなど常に活発で、5人の孫に恵まれ、娘の西出康子さん(86)が「なんでもよく食べたから長生きしているんだよね」と話しかけると、「うんうん」などとうなずいていた。
103歳の齋藤ハツさんは「いつの間にかこんな年になっていた」とクシャッと笑い、長寿の秘訣(ひけつ)を「たくさん食べてよく働く。身なりを良くすることも大事にしている」と明かした。
市内には9月1日現在、100歳以上の人口が1970人おり、そのうち女性は1684人だった。
横浜市内最高齢113歳 絵画は“90の手習い”
山中市長から花束を受け取った松本さん(中央)=横浜市保土ケ谷区の「特別養護老人ホーム 今井の郷」 [写真番号:1188955]