バレンタインデーを控え、チョコレートの輸入が伸びている。横浜税関は、消費者の好みの多様化を反映して、高品質で高付加価値のある輸入品に引き続き人気があるためと分析。例年秋から冬にかけて輸入が増加しており、2011年は全国の数量、金額とも過去最高だった10年を更新する勢いだ。
11年1~10月の全国の輸入実績は、数量が前年同期比13・2%増の1万6715トン、金額が4・1%増の119億6100万円と、いずれも前年の同時期を上回った。米国、オーストラリア、ベルギーが国別輸入シェアで上位3位を占めている。
横浜港の10年の輸入実績は、数量が前年比7・6%減の1664トンで全国4位、金額が9・5%減の13億1700万円で全国5位だった。数量、金額とも東京港が全国の過半数を占めた。同税関は「輸入拠点は、よく消費される東京を中心に都市部に置かれているため」と説明する。
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