県百貨店協会の22日の発表によると、横浜市内の主要百貨店(高島屋横浜店、そごう横浜店、横浜岡田屋、京急百貨店、都筑阪急、西武東戸塚店、東急百貨店たまプラーザ店)の11月の売上高は前年同月比0・5%減の320億7529万円。2カ月ぶりに前年同月実績を下回った。
気温があまり下がらずコートなど冬物衣料品の動きが鈍かったのが主な要因。ただ、各店ともおせち料理は好調で、おせちを含む「総菜」は同9・7%増。「円高の影響で海外に出掛ける人も多い一方、正月は家族と過ごす人も多いのでは」と同協会は分析する。家庭用品も1・6%増。節電対策として、発熱素材の布団などの買い替え需要が多かった。歳暮はほぼ前年並みだったという。
12月の動きについて、同協会は「一気に気温が下がり、コートの売れ行きが良い。(市内合計は)前年並みか、やや上回る可能性もある」としている。
さいか屋を含む県内合計売上高は同1・6%減の352億4019万円で、横浜市内同様、2カ月ぶりに前年同月を下回った。
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