総合エンジニアリング大手の日揮(横浜市西区)と千代田化工建設(同市鶴見区)は2日、ベネズエラ国営石油公社が計画する製油所の拡張プロジェクトを受注したと発表した。現地企業とともに詳細設計や建設監理などを請け負う。
粘性が高い重質油の処理設備を既存の製油所内に追加する。重質油を改質することで原油を有効活用し、製油所の生産能力を高める狙い。
大量の重質油が確認されたベネズエラは、原油確認埋蔵量がサウジアラビアを超えて世界最大。重質油は扱いづらく開発が難しかったが、原油価格の高騰で関心が高まっている。
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