東日本大震災復興支援を掲げ、逗子市商工会が2万冊を発行した市ダブルプレミアム商品券の販売数が発売から1カ月余で1万1千冊となった。購入者の利便性向上へ、同商工会は2カ所だった販売所を27カ所に増やし、追い込みをかけている。
商品券は、500円券22枚つづりで1冊1万円。市内在住者に10冊10万円を上限に販売(有効期限は2012年3月末)。購入者のうちの600人に抽選でダブルプレミアムとして東北名産品セット(5千円相当)を贈るという内容。一方、購入者には1冊につき100円の義援金を募っており、全額が日本赤十字社に寄付される。
商品券のプレミアム分2千万円とダブルプレミアム分300万円の計2300万円を市が助成しており、被災地からの商品の仕入れ分とダブルプレミアム分、購入者の義援金が直接支援に充てられる形だ。
10月16日の逗子市民まつりで販売を開始後、市役所と同商工会の2カ所で商品券を販売してきたが、今月11日に市内各地域の25店舗を販売所として追加した。販売店には同商品券取扱店と表示されている。
これまでの販売数は1万1千冊。「自転車やテレビなどを購入予定だった多くの方は既に商品券を利用されたようだ。年末に向かって、今後は日常の買い物に利用される方が増えるのではないか」と同商工会。「販売は売り切れ次第終了となるので早めの購入を」と呼び掛けている。
問い合わせは、同商工会電話046(873)2774。
【】