
発展途上国の生産者の支援を目指す「フェアトレード商品」のショップが5日、横浜高島屋1階に期間限定でオープンした。途上国の人々が手掛けた雑貨などのほか、東日本大震災の被災者による手編みのブローチも販売している。18日まで。
フェアトレードは、途上国で作られた製品や農産物を適正な価格で継続的に取引することで生産者の生活向上を目指す取り組み。
同店に、セレクトショップ「LOVE & SENSE」をオープンしたのは福市(本社・大阪市)。色鮮やかなタイ産シルクスカーフや、「タグア」と呼ばれる象牙ヤシで作ったコロンビア産の指輪やネックレス、空き缶のプルタブで作ったブラジル産のバッグなど、多彩な商品が並ぶ。
売り場にはハートや花の形をしたニット製ブローチも。同社が手掛ける東北支援プロジェクト「EAST LOOP」の一環で、津波の被害を受けた岩手県陸前高田市などの女性らが手で編んだ。一つ一つに、作り手のニックネームや生産地が記されている。
同社の高津玉枝代表は「フェアトレードについて多くの人に知ってもらうとともに、被災地の人たちが少しでも元気になってくれれば」と話している。
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