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キャベツと白菜の価格が低迷、産地で緊急需給調整の検討も

経済 | 神奈川新聞 | 2011年8月20日(土) 10:25

店頭にはみずみずしいキャベツが並ぶ=横浜市内のスーパー
店頭にはみずみずしいキャベツが並ぶ=横浜市内のスーパー

キャベツ、白菜の価格が低迷している。出荷量の増加が価格を下げており、横浜の市場では「卸値はこれ以上は下がらないほどのキロ単価。産地で出荷調整しないと、この状態が続く」との見方もある。市場や主要産地の関係者は緊急会議を開き、対応を検討しているという。

8月上旬の横浜市中央卸売市場での入荷量はキャベツが前年比4、5割増、白菜は卸売会社によって1割減か3割増。これに伴い、平均卸値のキロ単価は、キャベツが前年比3、4割安の54~59円、白菜が2~3割安の54~64円だった。

キャベツの主要産地の群馬県嬬恋村や、白菜の主要産地の長野県に適度な雨が降ったほか、適温に恵まれ、今夏は豊作となった。市場関係者によると、生産者の再生産に見合う価格よりも20円前後は安く、「市場隔離(緊急需給調整)して産地で出荷しないようにするしかない。生産者にとって厳しい販売状況」という。

卸売会社や生産地の全農などは、産地で緊急需給調整をするか否かを検討しているという。農林水産省は緊急需給調整について「まだ検討していないが、東京都中央卸売市場でも価格が平年の6、7割に下がっていることは承知しており、注意深く見極めていく」と話している。

供給過剰が続くなか、「白菜は秋風が吹けば需要が伸びると思うが、出荷調整しない限り価格安は続くだろう」と別の市場関係者。緊急需給調整が実施されない場合は、農家に交付金は支払われないが、生産地では出荷調整は避けられないとみており、各産地が自己負担で処分する事態も懸念する。

横浜市内では、キャベツが1個98円で販売されている量販店もあり、同店の店員は「日替わりの特売価格並みだ」と話した。

◆緊急需給調整

特定の野菜の供給が増え、市場価格が過去の平均を大きく下回った際に、産地を指定して出荷を一定期間停止する措置。生産者の保護と消費者への農産物の安定供給が狙い。余剰分は加工食品や飼料に転用したりして、有効利用できない分は産地で廃棄される。実施する場合は、生産者には国と生産者の積立金から一定の交付金が支払われる。

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