横浜・みなとみらい21(MM21)地区34街区で建設中の大型商業施設に、ゲーム大手のセガ(東京大田区)と英国放送協会(BBC)が手掛けるエンターテインメントパークが進出することが29日、明らかになった。商業施設のメーンテナントとなり、2013年4月の開業を予定している。
商業施設を開発する三菱地所が同日、発表した。セガとBBCの100%子会社BBC・ワールドワイド・リミテッド(英国)が提携するもので、BBCの自然番組を使用した体験型施設を予定。商業施設の5、6階に入居し、施設の床面積は約4千平方メートル。
BBCの自然番組「BBCアース」は高度な撮影技術で自然の神秘を描き出す映像コンテンツ。セガの技術力や企画開発力を組み合わせることで、自然を身近に体験できる日本で初めての施設となる。
施設の建設地は横浜美術館の海側隣接地。三菱地所は、地上6階地下4階建て(総床面積約11万7千平方メートル)の建物に、約4万2900平方メートルの店舗フロアを計画。MM21地区で最大の店舗面積となる。
セガは2004年、MM21地区に大型の映像文化エンターテインメント施設の進出を計画していたが、08年3月には一時的な業績悪化を理由に中止を発表していた。セガの広報担当は「再び進出を決めたのは三菱地所が手掛ける34街区の開発コンセプトが合致したため」としている。
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