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県内大手外食業界11年度業績予想は総じて慎重、正念場の夏を乗り切る方策に知恵/神奈川

経済 | 神奈川新聞 | 2011年5月21日(土) 16:04

震災による自粛ムードや夏の電力不足に加え、ユッケの食中毒問題に伴う先行き不透明感にも包まれる外食業界。県内に居酒屋、レストランを展開する大手外食の2011年度の業績予想は、総じて慎重な見方になった。正念場となる夏場を乗り切る方策に知恵を絞っている。

居酒屋「甘太郎」などを展開するコロワイド(横浜市西区)は、既存店売上高が上期は前年比1割減とする予想を発表した。下期は回復すると見通すが、野尻公平専務は「夏を過ぎないと、確度の高い予想ができない」と話す。

不採算店舗の整理を終え、本年度は純増数を3・5倍にする計画を掲げる。新設する専門チームによる商品力向上に取り組み、増収増益を確保したい考えだ。

居酒屋チェーンのワタミ(東京都大田区)の外食事業は、震災の影響で減収減益を予想。50店計画していた新規出店を一部凍結することも決めた。「市況の回復を判断できた段階で再開する」(経営企画グループ)。不採算店の撤退は進めるため、店舗数は17の純減となる見込み。

外食業界はデフレ傾向の影響で、業態間の明暗が分かれた。日本フードサービス協会によると、10年の全店売上高は、ファストフードが2%増加したのに対し、居酒屋とレストランは前年割れだった。特に居酒屋は「ようやく持ち直し基調にあったところに震災が直撃した」(同協会)格好で、3月は約2割落ち込んだ。

低価格焼き肉店によるユッケ問題も追い打ちをかける。メニューの一時休止を決めたコロワイドは「安さを追求すれば安全性や味などが損なわれる。世の中がデフレに振れすぎていた」(野尻専務)と言及した。

共通するのは、夏以降への期待感だ。「これ以上の震災の影響は考えにくい」(同協会)ためで、当面の正念場は“暑い夏”を乗り切る方策に移る。

「不二家レストラン」など52店舗を展開する不二家フードサービス(横浜市中区)は新商品開発を急ぐ。デザートと料理のセットメニューは得意分野。「飲み物、料理、デザートのすべてでクールダウンできるようなセットを検討している」。足元の店舗売上高は前年並みまで回復。本年度は増収増益を見込んでいる。

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