水産卸の横浜丸魚(横浜市神奈川区)は9日、2011年3月期業績予想の純損益を6300万円の赤字に下方修正した。昨年10月の発表では1億円の黒字としていた。最終赤字に転落するのは2年ぶり。
震災の影響は軽微だったが、市場外流通との競争激化で入荷量が減少。「販売単価も伸び悩み、粗利益が縮小したことが響いた」としている。営業損失は従来予想から拡大、経常損益も3年ぶりに赤字転落となる。
横浜市中央卸売市場南部市場近くの土地売却などで特別利益を計上するが、子会社の固定資産売却損などの特別損失でほぼ相殺する形となる見通し。
【】