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ガソリン140円突破、県内でも高騰止まらず/神奈川

経済 | 神奈川新聞 | 2011年3月10日(木) 00:57

レギュラー1リットル149円を表示するガソリンスタンド=9日午後、横浜市内
レギュラー1リットル149円を表示するガソリンスタンド=9日午後、横浜市内

石油情報センターが9日発表したレギュラーガソリンの7日現在の全国平均小売価格は、1リットル当たり前週(2月28日)比6円50銭上昇の145円50銭となり、2008年11月上旬以来、約2年4カ月ぶりに140円を超えた。値上がりは3週連続。6円50銭の上昇幅は、暫定税率復活時を除くと、現行調査が始まった1990年以降で、2番目の大きさ。

燃料価格の高騰が県内でも止まらない。石油情報センターが9日発表したレギュラーガソリンの店頭価格(7日時点、県内平均)は、1リットル当たり前週(2月28日)から9円30銭の大幅上昇となる145円80銭。都道府県別で2番目の値上がり幅だ。軽油も9円60銭高の127円60銭となった。

反政府デモが多発する中東や北アフリカでの政情不安を背景にした原油高で、元売り各社の卸値引き上げが小売価格に転嫁された。物流コストの増大や家計の圧迫をもたらしかねないことへの懸念が広がっている。

「燃料代の請求額が急増した」。ある県内陸運業者は1カ月当たり10万リットルの燃料を消費する。急激な高騰を受け、トラック運転手にアイドリングストップを徹底させる方針を固めた。「以前の燃料高でも荷主に運賃値上げを交渉したが、実現したのは1年後。早く手を打たないと陸運が成り立たなくなる」と悲鳴を上げる。

ガソリンスタンド業界はマイカー離れで需要が鈍っている現状を踏まえ、客足を余計に遠ざけかねない値上げを避けてきた。だが県内に約30店舗を展開するサンオータス(横浜市港北区)は「コスト削減で踏ん張ってきたが、限界に来ている」(北野俊社長)と話す。

別のガソリンスタンド事業者は「消費者も販売業者も手の打ちようがない」と嘆く。「情勢が落ち着くまで、政府は国家備蓄を放出して価格を安定させてほしい」との声も上がっている。

◆北田英治・浜銀総合研究所主任研究員

ニューヨークの原油先物市場では投機筋の買いが大幅に膨らんでおり、現在の高騰が投機マネー主導であることが分かる。北アフリカに地理的に近い欧州市場から始まった高騰が、いよいよ米国にも波及してきた。解決の方向性が見えれば落ちる可能性があるが、サウジアラビアなど他の産油国に反政府デモが飛び火すれば、供給不安から一段と上昇しよう。

ピーク時に1バレル147ドルを記録した2008年の原油高は新興国の需要拡大と投機マネーの流入が重なったものだったが、今回は供給側に主因があることが不安な点。事態が簡単に終わりそうな雰囲気がないだけに、しばらくは騰勢が続くだろう。現在、日本は円高なので多少吸収できているが、円安に転じればさらに上がる恐れもある。

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