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第一弾は「短角和牛スジ味噌フランク」生産者連携しご当地独自ブランド/神奈川

経済 | 神奈川新聞 | 2011年1月21日(金) 23:47

自信作のフランクを手にする江ノ島小屋の吉良店長(左)と湘南ぴゅあの平井三郎さん(左から2人目)=藤沢市片瀬海岸の江ノ島小屋
自信作のフランクを手にする江ノ島小屋の吉良店長(左)と湘南ぴゅあの平井三郎さん(左から2人目)=藤沢市片瀬海岸の江ノ島小屋

県内の生産者らが連携し独自ブランドを打ちだそうと取り組んでいる。第1弾となるフランクフルトが完成し、2月1日から藤沢市江の島の飲食店に登場する。「真面目にものづくりに取り組んでいる企業が肩を組んで挑戦したい」と意気込んでいる。

ブランドづくりに取り組んでいるのは「かながわブランド創造プロジェクト」。昨年10月、平塚市や海老名市の農家、畜産業者、酒造会社など4社が立ち上げた。

第1弾となる「短角和牛スジ味噌(みそ)フランク」の開発が始まったのは昨年10月。プロジェクトを展開する泉橋酒造(海老名市下今泉)が取引先を集めた稲刈りイベントで生産者らが意気投合した。

「うちと考え方が似ててね。とにかく、まじめ」と話すのは、稲刈りに参加していた江ノ島小屋の吉良弥浩店長。「出どころが明確な材料しか使わないとか、限りなく地産地消するとか。今回も工場や養豚場まで見に行った」という。

生産するのは、ハムやソーセージを畜産・加工・販売まで一貫して手掛ける湘南ぴゅあ(平塚市岡崎)。開発を担当した平井三郎さんは「豚や牛の育て方からこだわった。使っている素材も限りなく自然のもの」と胸を張る。

吉良店長と平井さんは、昨年12月から試作品を何度も往復させながら、舌触りや味噌の濃さなどを調整し仕上げていった。

湘南ぴゅあは1967年に創業した平井畜産がルーツ。平井さんは3代目で、ドイツやイタリアへ5年間、ソーセージ・ハムの研究に行っていて昨年10月に帰国したばかりだ。「真面目に取り組んでいる企業がしっかり生き残っていくためには、商品をブランド化していく必要がある。食べ物だけじゃなく、ものづくり全般で神奈川の企業でスクラムを組んでやっていきたい」と話している。

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