不動産会社の三春情報センター(横浜市港南区)は、市営地下鉄ブルーライン上永谷駅前に地元商店街「丸山台いちょう坂商店街」の事務局を兼ねるコミュニティーカフェを27日、オープンする。商店街運営のマンパワーを日常的に補い、地元商店者と地域住民を結ぶ拠点を目指す。
27日オープンする「いちょう坂カフェ」は、同駅前のマンション「京急シティ上永谷Lウィング」の商業ゾーンに入居。約50平方メートルに14席が設けられ、ドリンクバーや地元と連携したフードメニューを提供する。
約40年前に開発された周辺地域を商圏とする同商店街は約100店舗が加盟するが、商店主の高齢化や各店の運営者数が少なく、商店街全体の運営面で人手不足に悩まされていたという。一方、同社は上永谷店を通じて2013年からガイドマップ刷新やイベントなどに協力。こうした実績をもとに今回、商店街と連携した地域活性化策を「まちアップ」と銘打って事業化した。
「身近な課題解決へ向けたニーズを地域密着型企業の視点でとらえると同時に、街の価値向上に寄与したい」と事務局担当兼いちょう坂カフェ店長の葵俊亮さん(38)は意気込む。午前9時~午後6時、日曜休み。問い合わせは、同カフェ電話045(355)0319。