他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 経済
  4. 「地域貢献さらに」 パシフィコ横浜25周年

「地域貢献さらに」 パシフィコ横浜25周年

経済 | 神奈川新聞 | 2016年7月22日(金) 11:26

開業25周年を記念した「感謝のつどい」であいさつする鈴木社長=20日夜、パシフィコ横浜
開業25周年を記念した「感謝のつどい」であいさつする鈴木社長=20日夜、パシフィコ横浜

 国内トップクラスの国際会議実績を誇るパシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい)が、開業25周年を迎える。2010年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議をはじめ、数々の国際会議やイベントを開催。国際都市・横浜の発展を支えてきた。同社の鈴木隆社長は「地元経済界と連携し、地域経済や産業の発展に、さらに貢献したい」と意欲を見せている。

 20日夜には、隣接するヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルと共催で「感謝のつどい」を開いた。約600人の出席者を前に、鈴木社長は「この25年の歩みは決して平たんではなかった」と振り返り、みなとみらい21(MM21)地区が街として未成熟だった開業当初の10年間は、施設稼働率も平均50%程度だったが、ここ数年は70%超まで上昇したと説明。「街の発展とともに歩んできた」と強調した。

 また、隣接地では20年の完成を目指し、新たなMICE(国際会議、展示会、イベントなどの総称)施設の整備が進んでいることに触れ、「パシフィコが一体的に活用されることで、グローバルMICE都市の発展に寄与できる」と力を込めた。

 パシフィコの正式名称は横浜国際平和会議場。横浜市が1965年に打ち出した「六大事業」の一つ、都心部強化事業を受けて始まったみなとみらい21事業の中心的プロジェクトと位置づけられた。会議センターやホテルなどが一体となった国内初の複合MICE施設として、91年7月29日に竣工(しゅんこう)式を実施、同8月22日に営業を開始した。

 総延べ床面積は約16万7700平方メートル。国内のMICE施設としては、国際会議の開催件数、参加者総数ともに10年以上、首位の座を維持しているという。

 国際エイズ会議(94年)、アフリカ開発会議(2008年、13年)といった世界の注目が集まる会議のほか、学会、コンサートなども開催。開業以来の累計来場者数は、7千万人を突破したという。

 
 

パシフィコ横浜に関するその他のニュース

経済に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング