東京急行電鉄(東京都渋谷区)が13日発表した2016年3月期連結決算は純利益が前期比34・6%増の552億4800万円だった。横浜駅西口の土地の売却益などが寄与。二子玉川駅の大型複合施設の開業効果などで売上高は2・3%増の1兆914億5500万円、営業利益は5・5%増の754億8千万円だった。
鉄道の輸送人員は過去最高の年間11億4千万人を突破。ホテル・リゾート事業は訪日外国人客(インバウンド)需要などで直営店舗の客室稼働率が0・2ポイント増の84・9%に。チェーンストア業の東急ストアの売り上げも好調だった。
17年3月期は、ホテル・リゾート事業などの収益拡大が寄与するとして売上高1兆1392億円(4・4%増)、営業利益770億円(2・0%増)と予想。純利益は前期に計上した固定資産売却益の反動などで2・3%減の540億円と見込む。