ソフトウエア開発のネオジャパン(横浜市西区)は15日、昨年11月の上場後初となる2016年1月期決算を発表した。売上高は前期比10・4%増の19億400万円、営業利益が45・9%増の3億6600万円といずれも過去最高で、上場時の業績予想を上回った。主力製品のグループウエア「デスクネッツ ネオ」の販売が好調だった。
経常利益は45・5%増の3億8600万円、純利益は42・7%増の2億4600万円だった。
組織内の業務管理などに活用できるグループウエアの利用者数が伸び、業績をけん引した。クラウドサービス部門では、システムに人員を割きづらい中小企業などで利用が増加。大規模ユーザー向けの商品も、官公庁や自治体を中心に受注を伸ばした。
17年1月期予想は、売上高20億9300万円、営業利益3億9900万円といずれも過去最高を見込む。齋藤晶議社長は「開発人員を増やし、企業内の新しいコミュニケーションツールを提供したい」とした。