1. ホーム
  2. ニュース
  3. 経済
  4. 9万本売れたタッチペン 熊野の化粧筆がヒントに

9万本売れたタッチペン 熊野の化粧筆がヒントに

経済 | 神奈川新聞 | 2016年3月1日(火) 02:00

業務用タッチパネルを手がけてきたミナトホールディングスが一般向けに開発したタッチペン=都内
業務用タッチパネルを手がけてきたミナトホールディングスが一般向けに開発したタッチペン=都内

 広島・熊野の化粧筆をベースに操作性や耐久性を高めた県内企業発のタッチペンが人気だ。手がけたのは電子機器のミナトホールディングス(横浜市都筑区)。本業の業務用タッチパネルの付属品としてつくっていたペンを5年前に一般向けに発売したところ、販売は9万本超に達した。「予想以上のヒットとなった」と同社は話している。

 現金自動預払機(ATM)やタッチパネル式自販機など、さまざまなタッチパネルを手がけてきた同社。タッチペンは当初、そうした業務用の付属品として開発していたが、スマートフォン(スマホ)やタブレット端末の普及を見込み、2010年から本格開発に着手した。

 業務用製品を扱ってきたメーカーとして操作性や耐久性にこだわる一方、使い心地の滑らかさを出すために熊野の化粧筆をヒントにした。競合品がペン先にゴムなどを用いるのに対し、同社の商品は導電性のある特殊な合成繊維を束ねた筆状で、操作に疲れない適度な“コシ”を実現。「使う人の魔法の杖(つえ)に」との思いを込め「Touch Wand(杖)」と名付けた。

 発売はこれまで10種に上り、「タッチパネルメーカーがつくったタッチペン」の触れ込みでじわじわと人気が上昇。1月にはネット通販大手アマゾンのタッチペン売れ筋ランキングで初めて首位を獲得した。「業務用に比べ単価は低いが、利益率は高く、貢献は小さくない」と同社。年内の10万本達成を確実視しており、種類の拡充などで18~19年には20万本を目指す。

 同社は「繊細なタッチを求めるゲームアプリユーザーやマニキュアの女性などからの支持が多い」としている。

化粧品に関するその他のニュース

経済に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング