1. ホーム
  2. ニュース
  3. 経済
  4. 販路拡大手探りの三浦野菜 台湾輸出3年目も課題

販路拡大手探りの三浦野菜 台湾輸出3年目も課題

経済 | 神奈川新聞 | 2016年1月31日(日) 10:32

台湾輸出に向けて大根の箱詰め作業を行う職員ら=三浦市農協
台湾輸出に向けて大根の箱詰め作業を行う職員ら=三浦市農協

 三浦半島産の野菜の台湾向け輸出が、今年で3年目を迎えた。暖冬による供給過剰や価格低迷のリスクを緩和するため、地元の農協が海外市場への販路拡大を探る。ただ検疫への対応で出荷作業に手間がかかるのが現状で、採算の取れる新たな販路拡大も課題となっている。

 三浦野菜を台湾へ輸出しているのは、三浦市農協とよこすか葉山農協でつくる共同販売組織「特産・三浦野菜生産販売連合」。2014年1月から、台湾の日本商品を扱うスーパーに向けて出荷している。14年度の輸出実績は1箱10キロで青首大根750箱、キャベツ750箱、夏場にカボチャ85箱だった。

 今冬にも2月上旬までに、船便での大根とキャベツの輸出を計5回予定している。4便目に向けての作業は18日に行い、両農協職員ら約20人で作業にあたった。農家から集められた大根やキャベツ入りの箱を一つずつ開け、大根の場合は葉の部分を切り落とし、タオルできれいに拭いた。

 検疫に引っ掛からないよう、輸出の箱詰め作業では泥や虫が付着していないか細心の注意を払う。船便は現地に着くまで10日ほどかかることから、鮮度保持材も一緒に入れなければならない。

 国内向けの出荷と違い荷造りに手間がかかるため、現状では採算に乗るには至っていない。販売連合の総括責任者を務める三浦市農協の高梨正夫共販部長は「試験的な海外販売なので、作業のコストまで上乗せしていない。輸出量を増やすことも無理」と話す。

 昨年からはシンガポールにも大根などを輸出する。高梨部長は「台湾ほど検疫が厳しくなく、通常選別で出荷できる。国内市場の安値対策として、あらゆる販路を試行錯誤しながら開拓できれば」と、東南アジア輸出にも目を向けている。

三浦野菜に関するその他のニュース

経済に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング