県内の商店街の優れた取り組みを表彰する4回目の「かながわ商店街大賞」の授賞式が6日、横浜市西区のホテル横浜キャメロットジャパンで開かれた。17団体から応募があった今回は、「商店街プロレス」など個性的なイベントで知られる六角橋商店街連合会(横浜市神奈川区)が大賞に選ばれた。
同連合会は、約170店舗で構成される駅前型の商店街。およそ20年前は空き店舗が目立ったが、1997年から夜のフリーマーケットイベント「ドッキリヤミ市」を開催し、古くて狭い通りをそのまま名物にしてPRした。大日本プロレスと連携し、その後横浜市内に広がった「商店街プロレス」の発祥の地でもあり、発展性のあるユニークなイベントを次々に仕掛ける取り組みが評価された。
授賞式は商連かながわの賀詞交歓会の中で行われ、黒岩祐治知事から賞状を贈られた同連合会の糸井勇専務理事は「商店街を取り巻く環境は今年も依然厳しいが、受賞を励みに健全で楽しい商店街づくりを目指して努力したい」と語った。
賞は、商店街活動に励む団体を広く紹介し、あらためて商店街の役割や魅力を発信しようと県や商連かながわなどでつくる実行委員会が主催。神奈川新聞社などが後援している。
このほか、準大賞に平間銀座商店街振興組合(川崎市中原区)、特別賞に藤が丘商店会(横浜市青葉区)、みどりとさくらの街さがみ野(座間市)が選ばれた。