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ノルウェー水産加工大手 ヨコレイが業務提携

経済 | 神奈川新聞 | 2015年12月3日(木) 10:16

業務提携を結んだホフセスインターナショナルのロジャー・ホフセス社長(前列左)とヨコレイの吉川俊雄社長(中央)ら
業務提携を結んだホフセスインターナショナルのロジャー・ホフセス社長(前列左)とヨコレイの吉川俊雄社長(中央)ら

 冷蔵倉庫や食品販売事業を手掛けるヨコレイ(横浜市西区)とヨコレイグループの水産商社「アライアンスシーフーズ」(東京都中央区)は、ノルウェーの大手水産加工会社「ホフセスインターナショナル」と業務提携を締結した。日本国内向けにホフセス社が生産するサケハラス製品の独占販売権を確保したほか、ノルウェー産アトランティックサーモンの加工品を北米・欧州の大手量販店向けに輸出販売。中国向けのサプリメントの販売も手掛ける。

 ホフセス社は、水産品の冷凍加工やスモークサーモンなどの薫製製造業界でノルウェー大手。

 ヨコレイは提携によって、回転寿司の人気ネタとなっているサケハラス製品の独占販売権を取得した。大手商社によるサケ養殖会社の買収が進む中、高い需要が見込めるサケハラス製品を一部独占販売することで将来的な業績アップが期待されるという。

 北米・欧州の大手量販店での販売は9月からスタートした。毎月の売り上げは約5億円で、「順調と言っていい数字」(ヨコレイ)という。

 また、ホフセス社との共同出資で新会社を設立し、サーモンから抽出するサーモンオイルを成分としたサプリメントを中国市場向けにネット販売する。中国では健康志向の高まりでサプリの需要があり、販売チャンスがあると判断した。新規事業のパートナーとして、中国国内に約6千店舗のドラッグストアを展開する同国の大手企業「ホリー社」とも提携する。

 ヨコレイは今夏、同社本体に置かれていた海外事業部署をアライアンスシーフーズへ移管。「グループ内の海外戦略窓口を一本化し、組織力強化を図った」としている。

 
 

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