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湘南しらす、風物詩盛り返しへ 夏季「20年で最悪」不漁

経済 | 神奈川新聞 | 2015年10月29日(木) 03:00

復調の兆しを見せ始めた「湘南しらす」=鎌倉市の由比ガ浜海岸
復調の兆しを見せ始めた「湘南しらす」=鎌倉市の由比ガ浜海岸

 相模湾沿岸で水揚げされるシラスの漁獲量に、ようやく復調の兆しが見え始めた。潮風を浴びて天日干しする様子が風物詩となり、名物料理の店には行列ができる「湘南しらす」。3月の解禁当初と夏季の不漁に悩まされていただけに、関係者は盛り返しに期待している。

 今月23日午前9時すぎ、鎌倉市の由比ケ浜海岸に、取れたばかりのシラスを載せた船が帰ってきた。鎌倉漁業協同組合の原実組合長(67)は「今日は150キロで豊漁。数日前からやっと取れ始めた」と、ほっとした表情を見せた。

 ことしのシラス漁は、禁漁明けの3~4月は不漁が続き、5月下旬~6月半ばに一時持ち直したものの、8月以降に再び下降気味に。「この20年で最悪のレベルではないか」と原組合長。漁獲量が落ち込むと市内飲食店への流通にも影響が避けられず、気をもむ日々が続いていた。

 県水産技術センター(三浦市)の漁獲量調査によると、同様の傾向は鎌倉(中部)のほか、横須賀(東部)や平塚(西部)でも見られ、3~9月の合計漁獲量は過去5年の平均の約6割にとどまっている。5、6月を除いて平年の3割程度で推移し、9月は2割にも満たなかったことが響いたという。

 同センターは不漁になった原因について、「3~4月は海水温が低かった。夏のお盆以降は潮の流れが速く、シラスが流されて群れが形成されなかった」と分析。10月下旬に入り「潮の流れが落ち着いてきている」とし、11月中は豊漁を見込んでいる。

 鎌倉市内の飲食店では、不漁で生シラスを十分に提供できない店もあった。原組合長は「12月28日まで漁に出る。このままのペースが続いてほしい。飲食店にも出せると思う」と“湘南ブランド”の盛り返しに期待を寄せていた。

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