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体験型や高額福袋人気 県内百貨店初売り好調

経済 | 神奈川新聞 | 2017年1月6日(金) 02:00

元日の開店前に約1万1千人が列をつくったそごう横浜店 =横浜市西区(同店提供)
元日の開店前に約1万1千人が列をつくったそごう横浜店 =横浜市西区(同店提供)

 県内百貨店のことしの初売りはおおむね好調な滑り出しとなった。体験型や有名ブランドの福袋など、お得感のある商品の売れ行きが良く、横浜駅周辺の店では訪日外国人客も販売を下支えした。高額品の購買も顕著で、力強さを欠いた個人消費の回復に期待する声も上がっている。

 5回目の元日営業を行ったそごう横浜店。1~3日の売り上げ・来店客数は前年並みだった。体験型福袋への応募が殺到し、JR東日本のリゾート列車「伊豆クレイル」の乗車券を入れた商品は5組の募集に2215の申し込みがあった。

 高額品も好調で、10万円以上する有名ブランドの化粧品福袋は初日の午前中に完売。訪日客は中国などアジア圏の家族連れが昨年以上に目立ち、初日の免税カウンターの客数は前年比約1・4倍と伸びた。

 2日から営業した横浜高島屋も、2~3日の訪日客の購買客数が45%増。化粧品や子ども服が人気で、両日の全体の売り上げも前年をクリア。訪日客の恩恵のほか、「最近の円安・株高で消費意欲が上昇傾向にある。継続してほしい」と担当者。鶴と亀の金の置物と額がセットになった200万円以上する金製品や、124万円超のジュエリーなど、宝飾品の福袋の売り上げは2・4%増だった。

 京急百貨店も2日から。昨秋のリニューアル効果で初日の来店客数は約13万人(4・5%増)と過去最高を記録。食品売り場では総菜・菓子を中心に福袋が20%増と大きく伸びた。昨年オープンした人気部屋着ブランドの福袋は開店前の午前7時半に整理券の配布が終了。9日まで受け付ける抽選販売の福袋への応募も好調で「順調な出足」と担当者は話す。

 横須賀店と藤沢店で元日から営業したさいか屋は「売り場改装によるショップの減少で1~3日の売上高・入店客数はともに前年割れ」。だが、和洋菓子の福袋は軒並み完売し、有名ブランドバッグと財布の福袋も開店直後に売り切れとなるなど好調だった。

 
 

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