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そごう30周年〈5〉東西の“共存”

経済 | 神奈川新聞 | 2015年10月7日(水) 15:44

県内トップの売り上げを誇る横浜駅西口の横浜高島屋 =横浜市西区
県内トップの売り上げを誇る横浜駅西口の横浜高島屋 =横浜市西区

 興味深いデータがある。

 横浜高島屋約1761億円、横浜そごう約1219億円。そごうグループが経営破綻した2000年の年間売上高だ。これが直近の14年は、高島屋約1457億円に対し、そごう約1127億円だった(いずれも県百貨店協会の統計)。

 高島屋の数字には港南台店や新横浜フードメゾンの売り上げも含まれ、横浜店単体とそごうの単純比較はできない。しかし、これらの数字は、売上高で県内百貨店2位のそごうが近年、トップの高島屋を追い上げていることを示す。

 好調を裏付けるように、そごうの来店客数は14年、開業以来最多の2681万人を記録している。背景には、改装やアベノミクスの効果、横浜・みなとみらい21(MM21)地区のマンション開発など、さまざまな要素が考えられるといい、担当者は「15年はさらに上回りそう」と手応えをつかむ。

 
 

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