1. ホーム
  2. ニュース
  3. 経済
  4. 50周年迎えた総合建設業 キクシマ 

街づくりの輪広げる 「量から質へ」
50周年迎えた総合建設業 キクシマ 

経済 | 神奈川新聞 | 2015年9月29日(火) 11:55

次の50年への意気込みを語る菊嶋社長 =横浜市中区
次の50年への意気込みを語る菊嶋社長 =横浜市中区

 総合建設業のキクシマ(横浜市港南区、菊嶋秀生代表取締役社長)が創業50周年を迎えた。鉄骨製造から建物施工まで一貫して行えるのを強みに、注文住宅分野でも実績を挙げてきた。今秋には都市景観の観点から屋外設置物のデザインコンペを実施。次の50年へ向け、街づくりの輪を広げたい考えだ。

 鉄骨溶接と骨組みをつくる鉄工所として創業。重量鉄骨生産を長く手掛け、大手ゼネコンの工事を支えてきた。今年1月には長野市の鉄骨加工企業をグループ会社化。2020年東京五輪を見据え、ホテルやオフィス、商業施設などの需要増にも対応できる体制を整えた。学校や保育園などの耐震補強も担っている。

 「下請けからの脱皮」を目指し、新築住宅工事など建築全体を手掛けるようになったのは1990年代後半。2000年代初頭、デザイン住宅を手掛けたことで注目された。

 生活スタイルを重視する顧客の要望に応えるなかで、見た目に良い出来栄えと、技術的な難易度の高さをどう両立するか、社内で議論を呼んだ。「建設業界も量から質を重視する時代に転換した。自社の技術力を高め、若い建築家とともに成長する機会にした」。同社にとっての大きな転換点をそう回顧する。

 近年は大規模改装にも注力。「現在あるストックを輝かせていくのが、われわれ建築業界に課せられた使命」と説く。多様化するニーズに対応する一方、新規住宅着工件数の将来的な減少を念頭に、提案型営業も強化していく考えだ。

 「質」重視は、50周年を記念して実施するデザインコンペにも表れる。港町横浜のイメージをかき立てる、ベンチや街灯といった屋外設置物のデザイン案を広く求めるもの。地元の写真家や建築家、商業関係者らを中心とした市民による公開審査を予定する。「都市デザインを通じて地元に恩返しすると同時に、来年以降は他社とも手を携えて展開したい」と意気込む。

 9月現在の従業員数は62人。売上高は約44億円(14年12月期)。

建設業に関するその他のニュース

経済に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング