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「最低賃金、極めて不本意」 目安下回り連合神奈川が憤り

経済 | 神奈川新聞 | 2015年8月22日(土) 03:00

目安額を下回る県内最低賃金の答申を受けて会見した連合神奈川の柏木会長(左)=県庁
目安額を下回る県内最低賃金の答申を受けて会見した連合神奈川の柏木会長(左)=県庁

 神奈川地方最低賃金審議会(盛誠吾会長)が21日に行った最低賃金の答申は、中央最低賃金審議会の引き上げ目安額(19円)を下回る18円となった。県内の労働組合は「格差是正を訴える中で全国で唯一起きた異例の事態。極めて残念な結果。理解できない」と憤りをあらわにした。

 審議会の専門部会で労働者側の代表委員を務めた連合神奈川は、現在の最低賃金の水準は不十分だと指摘。物価上昇(県内2・5%)に実質賃金が追い付いていない現状を踏まえ、19円(2・1%)以上の引き上げを求めたが、18円にとどまった。

 県庁で同日、会見した柏木教一会長は「なぜ18円が認められ、19円が認められないのか説明が不十分」と指摘し、「日本経済を立て直すため、国内消費を加速させなければならない状況でなされたこの判断は、極めて不本意だ」と強調した。

 神奈川労連(福田裕行議長)は声明を発表。神奈川以外の全国の審議会専門部会が、目安額もしくは1円上回る引き上げ額を答申したことを取り上げ、「引き下げ答申としたことに強く抗議する」と批判した。

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