子育て世帯が優先的に購入できる制度を県内で初めて導入した平塚市のプレミアム付き商品券の事前申し込みの出足が鈍い。開始1週間での申し込みは約1万5千冊と発行の全体数6万9千冊の21%程度。優遇対象となっている約2万世帯の子育て世帯でも、申し込みは約1100世帯にとどまっている。
前回2014年(プレミアム率10%)は4万冊を先着順で販売し、発売1週間で70%を売り、3週間で完売する人気ぶりだった。今回の低調ぶりに市商業観光課は「申込期間を4週間と考えると、25%プラスアルファを期待していたが(商品券を)知らないという声も聞く」。今後は自治会の回覧板での周知、イベントでのPRなどで巻き返しを図る。
商品券は1世帯で最大15冊購入できるが、子育て世帯では子どもの人数分の冊数が別枠になる。申し込み受け付けは31日まで。