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アウトレット店刷新 大塚家具の鶴見店

経済 | 神奈川新聞 | 2016年12月26日(月) 11:10

高品質なリユース品を安価に提供する「IDC OTSUKAアウトレット&リユース横浜」 =横浜市鶴見区
高品質なリユース品を安価に提供する「IDC OTSUKAアウトレット&リユース横浜」 =横浜市鶴見区

 横浜市鶴見区にある大塚家具(東京都)のアウトレット店がこの秋、中古家具を加えた新業態店「IDC OTSUKAアウトレット&リユース横浜」としてリニューアルした。家具のリユース(再利用)事業に本格参入した同社は、同店を関東最大級の中古家具取り扱い拠点と位置づけ、幅広い需要の取り込みを図ると同時に、新業態への注力で不振だった業績の立て直しを目指す。

 4千平方メートル超の開放的な売り場には家具、寝具などがずらりと並ぶ。展示・在庫数は約1万3千点。「ソファやダイニングセットの売れ行きが好調。良質なものを手ごろな価格で手に入れたい方にご利用いただいている」(同社広報室)という。

 同店のアウトレット品は、同社の通常販売価格より15~60%お得な特別価格で提供。不用となった家具を買い取り、職人のメンテナンスを施したリユース品は、耐久性に優れたものをリーズナブルに販売する。

 若者からファミリー層、シニア世代と幅広い客層でにぎわうという同店。従来は引っ越しなどの際に家具をまとめて購入するのが一般的だったが、予算の関係もあり「段階を踏んで単品を購入する人も少なくない。こうした需要にも対応している」と同店次長の溝田裕一さんは言う。

 同社はこれまでリユース事業を試験的に進めてきたが、家具を処分することへの抵抗感を抑え、買い替え促進によるインテリア市場の活性化などを目指し9月から事業を本格始動。10月、同店のほか大阪にもアウトレット・リユース品の複合店をオープンした。

 溝田さんは「長く使える高品質なものがそろっている。アウトレット品を含め必ずお気に入りの一品を見つけてもらえる」。大塚家具以外での購入商品も買い取りの対象で、不用となった家具を広く募っている。

 同社の2016年1~9月期の決算は最終損益が40億8200万円の赤字、売上高は前期比18・3%減の343億4300万円だった。業績立て直しに向け、新業態にも力を入れる。買い取り・下取りなどの問い合わせは、アウトレット&リユース横浜電話045(505)4321。

 
 

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