東京国税局が1日公表した2015年1月1日現在の路線価で、県内約2万1千地点の対前年の平均変動率がプラス0・6%となり、2年連続で上昇した。
6年ぶりに上昇に転じた前年から上昇傾向がさらに面的に広がり、県内18の税務署管内の最高路線価で下落した地点が08年以来、7年ぶりにゼロになった。
税務署別の最高路線価を対前年の変動率で見ると、18地点のうち、前年より1地点増の14地点が上昇。川崎南、横浜中の2地点が5%以上上昇した。5%未満の上昇を示した地点(12地点)が前年から倍増。前年下落だった横須賀など4地点が横ばいになった。
最高路線価の県内トップは横浜駅西口バスターミナル前通り(横浜中)。前年比47万円増の1平方メートル当たり713万円で、1979年から続く1位の座を守った。変動率のトップは4年連続で川崎駅東口広場通り(川崎南)で、9・3%上昇した。