
三井不動産レジデンシャルとJX日鉱日石不動産は27日、川崎市中原区のJR武蔵小杉駅北口周辺で開発中の「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン タワーズイースト」の販売を始める。総戸数は592戸、53階建てのタワーマンションで、市のコンベンション施設や商業店舗を併設。担当者は「北口側で初めての大規模再開発。資料請求は想定の2倍を超え、反響は大きい」と話している。

建設地は駅から徒歩4分で、大学病院や中学・高校が並ぶ医療文教地区。コミュニケーションを重要視し、入居者が交流するゲストサロンやバスルームのほか、地域住民も集える広場などを設ける。災害時には約3日間使える発電機を設置し、非常食を蓄えた倉庫も各階に備える。
専有面積は44・93~105・81平方メートルで、販売価格は4390万円~1億5800万円。最多価格帯は7200万円台を予定。入居は2018年3月下旬を見込む。
24日にはプレス向け発表会が行われ、三井の徳川浩一執行役員横浜支店長が「街の魅力づくりに貢献したい」とあいさつ。JXの伊藤裕樹取締役開発事業部長は「人の交流が生まれる開発にしたい」と話した。
両社は隣接地でも建設を予定、イーストと合わせて総戸数約1200戸を提供する。

