日本政策金融公庫横浜支店農林水産事業がまとめた2014年度の融資実績によると、融資件数は前年度比2件増の77件、融資総額は73億1千万円増の116億3千万円だった。
このうち農業は6件増の69件、85億7千万円増の107億6千万円。個人農家向けは1件減の61件、11億2千万円増の33億1千万円だった。
金額ベースで営農類型別にみると、養豚が最も多く、13億5千万円。次いで採卵鶏が10億5千万円、肉用牛が4億円となり、畜産で8割を超えた。新規就農者向けの融資実績は1件、400万円で、同支店は「今後はさらに増加する」としている。
一方、食品産業は4件減の8件、12億6千万円減の8億6千万円だった。
同支店は「六次産業化の取り組みや、新たな就農者の支援など成長産業化を後押しするとともに、米価変動などの影響に対するセーフティーネット機能を発揮した」と説明。協同病院など共同利用施設向けの融資も大幅に増加したとしている。