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県観光客数2014年微減、横浜・川崎の日帰り客減少影響

経済 | 神奈川新聞 | 2015年6月22日(月) 17:50

 県は22日、2014年に県内を訪れた観光客の数が、前年比0・3%減の1億8411万6千人だったと発表した。13年は4年ぶりに過去最多を更新していたが、天候不順や、横浜・川崎地域の日帰り客の減少などが影響し、微減となった。

 内訳は日帰り客が0・4%減の1億6872万4千人。宿泊客は1・1%増の1539万3千人だった。

 エリア別では、三浦半島と湘南の両地域が前年を上回った。三浦半島は2・4%増の1493万7千人。逗子市では、海水浴場のルール変更などに伴い、海水浴客が減少する一方、三浦市は宿泊、日帰り客ともに増加した。特に城ケ島、三崎、油壺といった地域がけん引。14年度は京浜急行電鉄の「みさきまぐろきっぷ」の売上枚数が発売開始以来、過去最高の12万枚を突破したことも、プラス要素となった。

 湘南地域は、湘南を舞台とした映画「ホットロード」の公開が話題を集めるなどし、2・1%増の5256万6千人だった。

 一方、横浜・川崎は、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転の開始や、みなとみらい21(MM21)地区の大型商業施設開業といった話題が続いて増加した13年の反動で、日帰り客が107万人減少。エリア全体の観光客数は、1・4%減の5929万8千人だった。

 そのほか、丹沢・大山は3・8%減、箱根・湯河原は0・5%減。降雪など悪天候の影響で伸び悩んだという。相模湖・相模川流域は、14年に集計地点の一部を見直したこともあり、2・9%減だった。

 県観光企画課は14年について「前年を下回ったとはいえ、決して悪い数字ではない」と説明。15年に関しては「地方創生を目的とした『ふるさと旅行券』によって、旅行需要が高まることを期待したい」としている。

 
 

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