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横浜中央市場、変革に着手 南部市場との統合を機に

経済 | 神奈川新聞 | 2015年5月27日(水) 03:00

さらなる活性化が期待される本場市場の水産売り場=横浜市神奈川区
さらなる活性化が期待される本場市場の水産売り場=横浜市神奈川区

 横浜市中央卸売市場本場市場(同市神奈川区)の水産物部が、今春の南部市場(同市金沢区)との統合を機に変革に着手した。26日には、卸・仲卸で初めて共同策定した経営ビジョン「横浜食文化の一丁目一番地へ」を発表。地場魚の集荷体勢充実や消費者の要望に合わせた加工対応強化など、反転攻勢へ八つのプロジェクトを打ち出した。

 市場外流通の増大や消費者の魚食離れなどを背景に、市場環境は全国的に苦境に立つ。横浜も例外ではなく、取扱数量はピーク時の1980年代前半に20万トン強だったのが、2014年は6万トンに漸減。今回の統合を「ハマの市場が浮上する最後のチャンス」(横浜魚市場卸協同組合の布施是清理事長)と捉え、ビジョン策定を話し合ってきた。

 「地場魚集荷力強化」プロジェクトでは、生鮮販売の目玉として当日漁獲された地場魚を当日売る“朝網物”拡大を強調した。「三浦地区や伊豆半島からの特急便が、築地には難しくても横浜なら取引時間帯に何とか届く。地理的な市場の強みを最大限生かす」と横浜魚類の石井良輔社長。

 魚食離れに配慮し、切り身から焼き魚まで「最終消費者が食べやすい」「小売業者が売りやすい」形での販売を助ける「加工ニーズ対応」プロジェクトにも注力。そのほか▽マーケティング強化▽産地交流強化▽情報発信強化▽衛生・モラル向上▽共同配送システム構築▽仲卸財務強化-を挙げた。詳細は今後さらに詰めていく。

 発表会見に臨んだ横浜丸魚の岩瀬一雄社長は、16年11月開場予定の豊洲新市場(東京都江東区)にも言及。「目指す方向性をいち早く固め、必要なプロジェクトを先んじて進めていくことで、市場の新たな姿を横浜から(経営難に悩む)全国の市場にも示していきたい」と力を込めた。


市場発展に向けて経営ビジョンを発表した横浜市中央卸売市場本場市場の代表ら=横浜市中区
市場発展に向けて経営ビジョンを発表した横浜市中央卸売市場本場市場の代表ら=横浜市中区

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