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川崎・三浦市の修学旅行誘致 産業観光や自然 相互補完で囲い込み

経済 | 神奈川新聞 | 2015年3月4日(水) 03:00

川崎市と三浦市が1月に訪れた北海道でのセールス(三浦市提供)
川崎市と三浦市が1月に訪れた北海道でのセールス(三浦市提供)

 川崎市と三浦市が連携する修学旅行誘致の取り組みが、実を結びつつある。修学旅行先としての知名度は決して高くないが、最近は“定番”以外の行き先を求める傾向もみられ、両市が提案する産業観光や自然といった素材に、関心を示す学校も。バス代高騰に悩む学校も多く、電車で移動するプランが好評という。両市は「チャンスは大いにある」として、市場の開拓に引き続き注力する方針だ。

 2市の共同セールスが本格スタートしたのは、2013年度。同年度は北海道と愛媛、高知など6県の旅行会社36社を訪問。14年度はこれまでに福井、京都、大阪、北海道の計20社を訪れた。

 工場夜景をはじめとする産業観光(川崎市)、地引き網や干物作りなどの自然体験と民宿泊(三浦市)。羽田空港や新横浜駅からのアクセスの良さも強みとしながら、それぞれ全く異なる素材が提供できるとアピールしている。

 “営業”に出向く担当者らは、修学旅行の市場が変化しつつあると実感している。特に地方の学校では東京ディズニーランドの人気が今も根強いが、「最近はマンネリ化してきたとして、新しい素材を求める学校も多い」と三浦市営業開発課。川崎市商業観光課も「知名度がない分、開拓の余地はある」。

 一方で学校側は修学旅行の予算が限られる中、消費増税に伴う運賃やホテル代の値上がりといった問題に直面。12年4月に発生した関越自動車道での高速ツアーバスの事故以来、安全対策強化の観点から、団体バスの料金が高騰している点にも、頭を悩ませているという。

 こうした状況を踏まえ、1月下旬の北海道での共同セールスでは、かつて電車を使って川崎市から三浦市へ移動し、班別研修を行った学校の事例を紹介。旅行会社には経費が抑えられると好評で、「今後、学校側に提案したい」とする会社も複数あったという。

 修学旅行の行き先は一般に、数年先を見据えて決める。三浦市は「マーケットは常に変化しており、現場の生の声を聞きながら、それぞれの商品を調整、開発することが重要。双方の素材が相互補完する形で、囲い込みを図りたい」と話している。

【神奈川新聞】

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