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働く女性に優しい物件 リストと昭和女子大が開発、商品化へ

経済 | 神奈川新聞 | 2015年2月24日(火) 03:00

自分たちが考えた、共働き世帯のための一戸建てについて発表するグループ=横浜市中区
自分たちが考えた、共働き世帯のための一戸建てについて発表するグループ=横浜市中区

総合不動産会社リスト(横浜市中区)が、働く女性に優しい物件の開発を産学連携で進めている。仕事と子育ての両立に奮闘するママや共働き世帯が利用しやすいマンションや一戸建てを、同社の女性社員や女子大生らが1年以上かけて検討。20日に横浜市中区で最終プレゼンテーションが行われた。リストは今後、商品化する方針だ。

女性が主体となって商品を開発するプロジェクトは2013年11月にスタート。リストグループの社員や趣旨に賛同した他社の社員に加え、昭和女子大学(東京都世田谷区)の学生も参加。三つのチームに分かれ(1)働くママのためのマンション(2)愛着の持てる一戸建て(3)共働き世帯が楽に楽しく暮らせる一戸建て-をコンセプトに議論を重ねた。

(1)では、家事を夫婦で分担しやすくする間取りを、洗濯、料理、掃除と家事の内容ごとに用意。母親同士が知り合い、子育てを助け合えるよう、住戸間や屋上に住民専用の共用スペースをつくった。

没個性になりがちな建売住宅。それをもっと愛着が持てるものに変えるため、(2)では玄関の飾り棚やリビング、寝室・子ども部屋、庭を、材料や施工方法も含めて自分好みにカスタマイズできる商品を開発。

(3)では、家事の時間を短縮できるよう、水回りと寝室を同じフロアにするほか、ホームパーティーなどに利用できる多用途スペースを設置。住宅群の近くには住民の交流拠点となるクラブハウスも設けた。

プロジェクトに参加した昭和女子大3年の小林眞衣さん(21)は「自分のアイデアが企業や他の学生の意見でどんどん変化していき、とても刺激になった」と話した。

【神奈川新聞】

 
 

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