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横浜市中央卸売市場が再編 反転攻勢へ機能強化

経済 | 神奈川新聞 | 2015年2月20日(金) 11:20

既存施設を解体し、量販店向け駐車スペースを拡充する工事現場=横浜市中央卸売市場本場市場
既存施設を解体し、量販店向け駐車スペースを拡充する工事現場=横浜市中央卸売市場本場市場

横浜市中央卸売市場の再編・機能強化に向けた施設整備が今月上旬から本格スタートしている。3月末で廃止となる南部市場(同市金沢区)の統合先で、公設市場として存続する本場市場(同市神奈川区)の機能を高める工事。2016年11月に開場する東京都中央卸売市場の豊洲新市場(東京都江東区)との競合も想定し、危機感とともに期待を寄せる声も上がっている。

工事は、水産物の取引、保管、搬出入を行う水産棟を温度管理型施設に移行するのが目的。現状は外気が吹き抜ける構造のため、温度管理や衛生面で改善余地があった。最終的に同棟1階の外周約520メートルを壁材やシャッターで囲み、屋内気温を常時25度以下に保つようにするという。

棟外周を囲い込むため、現在は同棟内外の動線改善につなげる整備に着手した段階。その一つが魚箱に使われた発泡スチロール箱の処分場の解体で、今後は量販店など大口顧客が活用する駐車場所に転じる。

空調や換気設備の設置、壁を立てるための空間確保も進め、16年春までに温度管理型への移行を図る。

市の担当者は、「温度管理の徹底は鮮度向上、食の安心安全にかなう。築地や大田など近隣に総合市場が多くあり、競合環境は厳しいが、存在感を出していけるようにしたい」と意気込む。

仲卸業者で組織する横浜魚市場卸協同組合の理事長(59)は「今回の統合は反転攻勢に打って出るチャンス。豊洲新市場に対抗していくだけでなく、神奈川の台所ひいては南関東の拠点市場として飛躍していけるかが問われている」と説明。事業者らで検討してきた市場発展のアイデアなどを今春にも市に示したいという。

マグロ仲卸で働く古参の男性(70)は「統合で売り手側からにぎわいが生み出せれば、自然と買い手も集まってくるはず。温度管理がなされれば商品だけでなく、人間も働きやすくなる」と歓迎していた。

市によると、統合に際して今後、南部から水産5社、青果8社が加わる予定で、本場内の仲卸は計105社になる見込み。

【神奈川新聞】

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