地元に根付いた名産品や特産品の中から小田原みやげの逸品を市民が中心となって選ぶ「小田原セレクション」事業で、地域色豊かな33品が選ばれた。小田原市は今後、選定商品を紹介するパンフレットを作製するなどして周知を図り、地域経済の活性化につなげたい考えだ。
選考には、かまぼこや寄せ木細工、梅干しなど、自薦・他薦合わせ102品(重複含む)が応募。8日に行われた最終選考会には、68品が残った。一般市民40人に加え、百貨店のバイヤー、メディア関係者ら8人が選考委員を務めた。
(1)小田原らしさ(2)オリジナリティー(3)安心安全(4)デザイン・機能・ネーミングなど(5)向上心・クオリティー-を基準に、シール投票の形式で審査が行われた。
その結果、「小田原かまぼこ『北條』」(いせかね商店)、「豆大福」(伊勢屋)、「一夜城ロール」(一夜城ヨロイヅカファーム)、「お菓子のういろう」(ういろう)、「小田原提灯(ちょうちん)風鈴寄木短冊付き」(柏木美術鋳物研究所)、片浦レモンサイダー(小田原柑橘倶楽部)など33品が選ばれた。
市は選定商品を掲載したパンフレットを3月上旬から市役所などで配布する予定。市産業政策課は「代表的な地場産品から、地元で愛されている隠れた逸品まで、幅広い商品が選ばれた。内外に発信して地域経済を活性化させたい」と話している。
【神奈川新聞】