国内外でロボット産業や技術が注目される中、富士ソフト(横浜市中区)は5月から、人工知能を搭載した家庭向けコミュニケーションロボット「Palmi(パルミー)」の販売に乗り出す。
パルミーは高さ約40センチ、重さ1.8キロの二足歩行型ロボット。音声や方向認識のマイクやセンサーを備え、最大10人まで顔と名前を覚えられる。覚えた人を見つけると、自発的に名前で話し掛けたり、歌を歌ったりする。インターネット接続し、ニュースや天気情報を教えてくれる。
同社は2012年に、法人向けとして主に介護使用目的の交流ロボット「PALRO(パルロ)」を発売。全国230の高齢者施設で販売・レンタルしてきた実績がある。家庭向け発売について、「生活の中で身近な存在としてロボットが相次ぎ登場しており、自社のIT技術を生かし、市場での存在感を高められるチャンスと捉えた」などと説明する。
価格は29万8千円(税別)。発売は5月1日で、4月1日に予約受け付けを開始する。予約・購入はDMM.com(東京都渋谷区)の運営する特設サイト(https://robots.dmm.com/)から。問い合わせは、富士ソフト電話045(285)0215。
【神奈川新聞】