平塚市は、卓越した技術を使って独自色ある製品を製造・販売している9店舗を「匠の店」として初めて認定した。今後、認定店でプロならではのこつや知識を来店者に紹介する「まちゼミ」や、各店を巡るツアーを企画し、商業活性化につなげたいとしている。
匠の店の条件は(1)市内で10年以上営業を続けている(2)伝統的な技や独自の技術・製品を店舗で公開して来店者に説明ができる(3)後継者がいる-など。2014年に募集したところ、10件の応募があり、中小企業診断士ら5人が審査した。
認定式は3月16日に市役所で催される予定。
市商業観光課は「今後も認定店を全市的に増やし、活性化に結び付けたい」と話している。
認定された9店舗は次の通り。
▽肉の石川(食肉加工・販売、西真土1丁目)▽湘南いぶし(薫製商品製造・販売、四之宮3丁目)▽荒井だるま屋(だるま製造・販売、東八幡4丁目)▽高久製パン(パン製造・販売、老松町)▽高橋履物店(履物販売、明石町)▽テーラー八田(紳士服製造・販売、同)▽だるまや京染本店(着物販売・洗い張り、同)▽桝屋(刃物販売、同)▽東曜印房(印章彫刻・販売、同)
【神奈川新聞】