県内の百貨店などで2日、初売りが行われた。横浜駅西口の横浜高島屋では、お買い得な福袋やセール品を手に入れようと、午前9時の開店時には約2万人(同店発表)が列をつくった。この日は天候にも恵まれ、同じ西口の商業施設の多くが初売りだったことから、横浜駅一帯は、買い物袋を手にする客でにぎわった。
同店は全館で5万5千個の福袋を用意。午前4時半から並んだという横浜市西区の会社員の男性(38)は「高島屋の初売りは、早朝から並ぶのが恒例行事。今年は家族から頼まれた造花の福袋などが狙い。まずはリビング用品のフロアを目指します」と意気込んでいた。
開店時は山下恭史店長も紋付きはかま姿で出迎え。店内は瞬く間に客であふれ返り、とりわけタオルや婦人雑貨の売り場は、福袋を購入する客で熱気を帯びていた。
一方、横浜駅東口のそごう横浜店は元日から営業。この日だけで15万1千人(同店発表)が詰め掛けた。日中、雪が降ったものの、初日の来店客数、売り上げともに、前年実績をやや上回ったという。
【神奈川新聞】