
地元の梅を商品化して地域振興につなげようと、相模原市緑区の城山湖周辺の各団体でつくる「城山湖里地里山観光振興協議会」が、梅ジュース「梅ほ乃香」を開発、一般販売を始めた。「いずれは地域の特産品に育てたい」と、PR活動に力を入れている。
城山湖周辺に、川尻財産区が所有する梅園があり、梅酒や梅干しに適した白加賀が約千本ある。同財産区が開く梅のもぎ取りが人気を集めている。
同協議会は4月に設立されたが、会長を務める柳川靜徳さん(81)が同梅園の梅を使って試作品づくりに着手。これを6月のもぎ取り会場などで来場者に試飲してもらったところ、「飲みやすい」と好評で商品化に弾みがついた。
「梅ほ乃香」は城山産の梅果汁入りで、ハチミツも入って甘く飲みやすい。今回は6500本を作り、地元の観光キャンペーンや近隣の大学祭などで140ミリリットル入り1本200円(税込み)で販売する。
柳川会長は「地元の梅を使って特産品づくりを行い、観光振興につなげたい」と話している。
問い合わせは、城山まちづくりセンター電話042(783)8117。
【神奈川新聞】