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横浜中央市場統合へ 移転第1号が営業開始

経済 | 神奈川新聞 | 2014年10月10日(金) 03:00

南部市場から本場市場に移転第1号となった仲卸店舗 =横浜市神奈川区
南部市場から本場市場に移転第1号となった仲卸店舗 =横浜市神奈川区

横浜市中央卸売市場の統合がようやく動きだした。本年度末で廃止予定の南部市場(同市金沢区)から本場市場(同市神奈川区)に移転第1号の仲卸業者が9日、営業を始めた。取扱高減少の苦境が続く中、市場関係者には危機感と期待が相半ばしている。

この日、営業を始めたのは鮮魚仲卸「ムラマツ」。1989年に南部で開業した同社にとって“第2の開業”だが、村松享社長(56)は喜びを抑え、南部の同業者をおもんぱかった。

「南部の業者の多くが移転を覚悟しているはずだが、いざとなると、かさむ移転費用に打開策が見いだせないのが現状ではないか」

市は、移転経費の2分の1、上限1千万円まで支援。しかし、同社でも「魚を切り身にする加工場の造作などで優に1千万円以上かかった」と、南部の業者の負担は大きい。

一方で、市場全体では品ぞろえの強化やにぎわいの創出で、再び顧客を呼び込む効果などが期待されている。本場で45年以上続くマグロ仲卸の男性経営者(61)は「市内の高級ホテルは仕入れは築地にシフトしており、横浜の市場の活気はかなり落ちている。今回の統合は最後のチャンス。生かさないといけない」と強調した。

市場を訪れる買い出し人も似た思いだ。鶴見区で海鮮居酒屋を営む女性(39)は「本場市場なしに地元飲食店の仕入れは成り立たない。が、衰退ばかりだと品ぞろえが悪くなり、消費者にもおいしい魚の提供が難しくなる。ハマの台所として頑張って復権してほしい」と語った。

市によると、南部の仲卸は青果8社、水産20社。青果の全社と水産の7社が移転予定で、本場内の仲卸は計107社になる見込みだ。

本場市場長の金子勝巳・同市経済局市場担当理事は「数年内に開場予定の豊洲新市場の動向もあり、危機感を持って機能強化を図る必要がある。事業継続に意欲ある事業者が安心して移転できるよう今後も向き合いたい」と説明した。

【神奈川新聞】

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