米マイクロソフトが提供するサーバー向け基本ソフト(OS)「Windows Server 2003」が来年7月15日(日本時間)でサポートを終了する。期限があと1年に迫ったことを受け、IT各社は特設サイトを開設するなどして、移行サービスの提案に力を入れている。
富士ソフト(横浜市中区)は今月8日、特設サイト「らくらくサーバー移行コンシェルジュ」を開設。新サーバーに切り替える作業や、クラウドへの移行などのサポートを提案している。
「業務のアプリケーションや機密情報など、企業にとって重要な情報が保存されているサーバーOSは、移行に時間がかかることもあり、早期の準備が必要」と同社担当者。16、23、30日には、都内で移行の疑問点やサポートなどについて解説するセミナーも開催する。
NEC(東京都港区)も、同社やグループ会社が手掛けるサポートを紹介したサイト「Windows 情報ポータル」を7日に開設。昨年からすでに、同内容の冊子2万部を取引先企業を中心に配布するなどして注意を呼び掛けている。
【神奈川新聞】