JR新杉田-京急線金沢八景駅間を結ぶ新交通システム路線・シーサイドラインの開業25周年を記念した式典が2日夜、横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)内のレストランで開催され、関係者120人が出席した。
運行する横浜シーサイドライン(同)の藤田譲治社長は「事故なく今日を迎えられたのも利用客、行政、関係企業、諸先輩方のご支援、ご尽力のたまもの」とあいさつ。金沢区の工業団地の交通需要に対応するために建設された同路線だが、25年の間に沿線には商業・レジャー施設の開業が相次ぎ、観光路線としての性格が強まってきたとした上で「地域に支えられ、発展してきた」と強調した。
藤田社長は今後、注力する取り組みとして沿線外からの集客に意欲を見せ、「電車自体を情報発信媒体と捉え、沿線の観光資源や地域の魅力を積極的に発信する。地域と共栄し横浜経済の発展に貢献したい」と語った。
式典では佐藤祐文横浜市会議長、鈴木伸哉同市副市長、京浜急行電鉄の原田一之社長らが祝辞を述べた。
【神奈川新聞】