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「消費の回復間近」 日銀横浜支店6月の県内金融経済概況

経済 | 神奈川新聞 | 2014年6月20日(金) 03:00

会見する日銀横浜支店の岩崎新支店長=横浜市中区
会見する日銀横浜支店の岩崎新支店長=横浜市中区

日銀横浜支店は19日、6月の金融経済概況を発表し、県内の景気について「消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動がみられているものの、基調的には緩やかに回復している」と前回の判断を据え置いた。16日付で業務局参事役に異動した竹澤秀樹前支店長は「7~9月期に反動減の影響はなくなると申し上げてきたが、そうした状況になってきているのではないか」と消費の完全回復が近いとの見通しを示した。

個人消費は「消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動は徐々に薄らいでおり、基調的には底堅く推移している」と判断。百貨店では食料品や夏物衣料を中心に販売は堅調で、前年比減少幅が縮小、スーパーでは和牛や弁当などの高額品が売れ始めているという。

また、サッカーのワールドカップ(W杯)が始まったこともあり、高額な「4Kテレビ」の売れ行きが好調なほか、県内のホテルや旅館でも、客室単価を引き上げるケースが出てきているという。

生産は「緩やかに増加している」で据え置いた。乗用車販売の前年比減少幅は徐々に縮小してきているものの、乗用車をはじめとする輸送機械の生産は、まだ減少幅が大きいという。一方で、自動車向け素材は持ち直しが始まっており、竹澤前支店長は「川上から徐々に生産が戻ってきている」と説明した。

個別7項目の判断は「公共投資」のみ上方修正。県内の公共工事請負額が3月以降、3カ月連続で前年比増となり、「持ち直している」に引き上げた。

竹澤前支店長は横浜支店での約2年間を振り返り、「県内景気が緩やかながら、着実に回復する過程に立ち会うことができた。県内の三つの特区が印象深い。そのメリットを活用して、県経済が発展していくことを期待したい」と述べた。

◆岩崎淳新支店長が会見

「多様な産業構造」強み

日銀横浜支店の岩崎淳新支店長(51)が19日会見し、県内経済について「製造業が出ていっても、新しい産業が入ってくるなど、地の利や条件が整っている。常に新陳代謝が行われ、多様な産業構造が出来上がっていることが強みだと思う」などと印象を語った。

また、「行政や企業を含めて大小あり、製造業、サービス業、観光など、さまざまな産業がある中、幅広く地域を回って多くの企業の方々とお会いして思いを聞き、地域に貢献していきたい」と抱負を述べた。県内の金融機関については「各業態ごとに、それなりの数の金融機関があり、役割は異なってくる。きめ細かく勉強し、日銀として、しっかりと関係をつくっていきたい」と強調した。

趣味はサッカーで、2002年のワールドカップでは日本がロシアに勝利した試合を横浜で観戦。「みんなでハイタッチしたことが心に残っている」

愛媛県出身。早大卒業後、1987年日銀入り。ワシントン事務所長や金融機構局国際課長などを歴任し、直近は大分支店長を務めていた。

【神奈川新聞】

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