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ベンチャー企業育成 利子補給第1号に地理情報システムの「オークニー」

経済 | 神奈川新聞 | 2014年6月12日(木) 03:00

融資の契約を締結した森社長(左)と関口支店長=横浜市西区
融資の契約を締結した森社長(左)と関口支店長=横浜市西区

横浜市と日本政策金融公庫、横浜企業経営支援財団(IDEC)が5月から連携するベンチャー企業育成の取り組みで、同市が全国初の利子補給を行う第1号企業に、同市西区の「オークニー」が選ばれた。同公庫横浜支店が11日、資本制ローンにより同社に9千万円の融資を実施した。

オークニーは地理情報システムの加工・分析などを手掛けるベンチャー企業。クラウドサービスを使って、スマートフォンの地図上で簡単に外回りの営業担当やメンテナンス担当らの行動を計画、管理したり、履歴を蓄積して業務を効率化させるサービスを展開している。この1年で、ユーザーは15倍に増えるなど急成長しているという。

同社の森亮社長は「顧客の大半は都内で、これまで横浜に会社を持つ利点はあまりなかったが、こういうこと(利子補給制度)があると、今後も横浜で頑張ろうと思える。新たな人材を確保したり、マーケティングに投資するなど事業拡大につなげたい」と述べた。

関口朝弘支店長は「将来性を高く評価しており、融資と利子補給が、オークニーの夢の実現につながることを期待している。数多くのベンチャー企業に、このスキームを活用してもらいたい」と話した。

【神奈川新聞】

 
 

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